病気に理解の無い人、当事者研究、ピアサポーターの役割。

昨日は大学の先生がデイケアに来て「当事者研究」をしました。
当事者研究」とは「当事者=患者」さんが自分ついて研究することです。
そこで、話を振られたのは「統合失調症」の女性。
入院する前は「空港に行った方がいい」とか
「髪を切った方がいい」とか「携帯を捨てたほうがいい」とか
幻聴に言われるがままに行動していたのだそうです。
それは、現実にいる「友達の声」で聞こえているそうで、
先生は現実に自分に「足りないもの(この時は友達)」が幻聴として聞こえてくる率が高いと言っていて、
僕は幻聴などはないので病気の勉強として、とても興味深く聞いていました。
そのあとに恐らく「うつ病」の患者さんが、
「いいことが想像できないので早く死にたい。将来に希望が見えない。」と言っていて、
僕もそれに共感し「そう思う人は手をあげて下さい」と言われた時は
7割近い人が手をあげました。
これは病気でない人でもこれくらいの人が将来が不安であるそうです。
その時一人の60過ぎの年配の方が「ポカン」とした顔で聞いていました。
その人は年中テンションが高くて「躁」っぽいのかと思われる人でした。
「自分はどこも悪くない」と普段から言っていて、
何故、精神科のデイケアに来ているのか分からない人、でした。
その人が「あなた、楽しみってある?無いでしょう?楽しみ持たなきゃだめだよ!」と鬱っぽい人に問いかけると、
その患者さんは困った表情で話を聞いていました。
(そんなポジティブな考えが出来るのなら入院などしていないよ、と思うのですが、、、)
そして、そのあとは他の患者さんの感想で「人それぞれ」という言葉で難なく、
締めくくられました。(本当に人それぞれだと思います。

僕は鬱や統合失調症よりも「パーソナリティ障害」の方がもっと理解できない
という風にとらえられそうな気がして、先生に会話を振られないよに
ずっと下を向ていました。
自傷」や「OD」などは精神科以外の医者の中でも理解が無いと思います。
精神科に関わる人でも意識の低い人が多くいます。
僕が昔、アムカをした時に外科に行かされて、腕に医療用ホチキスで治療するときがありました。
普通、止める時などは麻酔をするそうです。
でも僕を見た外科医は「腕を切ったんだから、ホチキスで止めるのも痛くないでしょう?」
と言って、麻酔なしで治療していました。
こういう医者もまだまだいるのです。
そして、その日はピアサポーターの方も3名来ておられました。
ピアサポーターとは病気を持つ仲間(ピア)が同じ病気を持つ人の
支えになる人の事を指します。
僕は前からピアサポートに興味を持っていて、少しだけ挨拶をし、
名刺交換をさせて頂きました。
昨今、ピアサポーターの領域に目が向けられてきています。
僕もそうなれるように考えてはいるのですが、自分のことで一杯一杯で、精神的に安定していなく、きちんと自分の病気に目を向けながら、少しずつ動ければ、と思っています。

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(と前向きなことを書きましたが、本心はODして早く死にたいと熱望しています)